卒業式で学んだこと
2006年3月11日「ありがとうございました」
美術室で絵の課題を仕上げている時に、よく知らない人からいきなりそう言われました。
誰だったけなあ…と一瞬思案したのですが、
「三年八組の○○です」
と相手が言ったのを聞いて、ああ、文化祭で関わった人じゃないかな、とおぼろげながら
その人のことを思い出すとともに、文化祭での記憶がよみがえってきました。
自分が文化祭実行委員会になったのは、昨年の6月、先輩から頼まれたという全く
自発的でない理由からでした。
「自治」が校訓とも言える我が校なので、実行委員会の仕事はとても忙しく、
時には8時や9時まで学校に残って作業をすることもありました。
いや、社会人さん方から見れば「それがどないしてん」という感じでしょうが
正直仕事を放棄しても良かったのですが、自分が三年生の担当であり、先輩方の最後の文化祭
だから、と、淡々と仕事をしていたように思います。
その三年八組の企画にも、もちろん携わりました。
携わったと言っても、企画や設営のチェック、ちょっとした声をかけるくらいの
ことしかしなかったのですが。
その先輩は、
「委員会で頑張ってくれたのが嬉しかった。ずっとお礼を言おうと思っていた」
という趣旨のことを続けて話しました。
自分はいきなりのことに恐縮して、先輩の言葉が嬉しくて、思わずペコペコしてしまったのですが。
晴れ着姿だったその先輩は、いろんな意味で晴れやかだったと思います。
大事なのは「ありがとう」と言う事ではないのでしょう。
その人へのお礼の気持ちを忘れないこと。
相手の精一杯をできるだけ認めようと努力すること。
そのお礼の気持ちを、どこかで行動や実践へと変えること。
そういったことが重要なのではないか、と思います。
先輩の6カ月越しの「ありがとう」は、
ついつい「ありがとう」を連呼しがちな自分にとって大きな衝撃となりました。
誰かへの「ありがとう」を忘れなければ、きっと幸せに生きていけるんじゃないか??
そう思います。
先輩、今年も実行委員会やろうと思います。
そして、卒業おめでとうございます。
美術室で絵の課題を仕上げている時に、よく知らない人からいきなりそう言われました。
誰だったけなあ…と一瞬思案したのですが、
「三年八組の○○です」
と相手が言ったのを聞いて、ああ、文化祭で関わった人じゃないかな、とおぼろげながら
その人のことを思い出すとともに、文化祭での記憶がよみがえってきました。
自分が文化祭実行委員会になったのは、昨年の6月、先輩から頼まれたという全く
自発的でない理由からでした。
「自治」が校訓とも言える我が校なので、実行委員会の仕事はとても忙しく、
時には8時や9時まで学校に残って作業をすることもありました。
いや、社会人さん方から見れば「それがどないしてん」という感じでしょうが
正直仕事を放棄しても良かったのですが、自分が三年生の担当であり、先輩方の最後の文化祭
だから、と、淡々と仕事をしていたように思います。
その三年八組の企画にも、もちろん携わりました。
携わったと言っても、企画や設営のチェック、ちょっとした声をかけるくらいの
ことしかしなかったのですが。
その先輩は、
「委員会で頑張ってくれたのが嬉しかった。ずっとお礼を言おうと思っていた」
という趣旨のことを続けて話しました。
自分はいきなりのことに恐縮して、先輩の言葉が嬉しくて、思わずペコペコしてしまったのですが。
晴れ着姿だったその先輩は、いろんな意味で晴れやかだったと思います。
大事なのは「ありがとう」と言う事ではないのでしょう。
その人へのお礼の気持ちを忘れないこと。
相手の精一杯をできるだけ認めようと努力すること。
そのお礼の気持ちを、どこかで行動や実践へと変えること。
そういったことが重要なのではないか、と思います。
先輩の6カ月越しの「ありがとう」は、
ついつい「ありがとう」を連呼しがちな自分にとって大きな衝撃となりました。
誰かへの「ありがとう」を忘れなければ、きっと幸せに生きていけるんじゃないか??
そう思います。
先輩、今年も実行委員会やろうと思います。
そして、卒業おめでとうございます。
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